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ボス (飲料ブランド)
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2026-03-24 21:11:04
# ボス (飲料ブランド) BOSS(ボス)は、サントリーフーズ[注 6]の缶コーヒー、およびペットボトル入りクラフトコーヒーを中心としたRTD系飲料のブランド。1987年 - 1992年に製造・販売されていた缶コーヒー「WEST(ウェスト)」の後継ブランドとして、前年の1991年に東京都と大阪府での試験的な販売を経て、1992年8月より全国で発売。パッケージにパイプをくわえた男性のイラストが特徴であり、一部媒体では「ボスおじさん」と呼ばれている[1]。 缶コーヒーだけでなく、缶ココア、ペットボトル入りの紅茶飲料(「リプトン」ブランドの製品も併売)や果汁入り飲料、缶スープも発売されている。うち、2017年にはペットボトル入り飲料ブランドクラフトボスを立ち上げ[2]、のちにコーヒー以外の分野にも拡大した。また、2016年には希釈用飲料にも参入し、商品を展開し続けている。 コーヒー豆を輸入して、サントリーコーヒーロースタリー(神奈川県海老名市)で焙煎している。2022年には、コーヒー豆を入れていた麻袋5000枚を海老名市西隣の座間市に無償譲渡して自治会経由で市民に配り、剪定した枝を入れて袋ごとバイオマス燃料化する取り組みを行なった[3]。 サントリーは1987年にも「WEST」という缶コーヒーを売り出しており、ある程度のヒットはしたものの、サントリーの期待ほどではなかった[4][注 7]。開発時に競合製品を意識していたことで小さな競合となってしまったことから、自分達にしかできない缶コーヒーを作ろうということになった[4]。 2007年に潮出版社より刊行された『缶コーヒー職人』(高橋賢藏 著)には、開発当時の苦労譚が多数記載されている。 なお、製品のアイコンである「ボスおじさん」は、のちにCMに出演する矢沢永吉をはじめ「誰かに似ている」という声があったものの、デザインを手掛けた石浦弘幸は飲む者それぞれがイメージする「ボス」になるようあえて特定のモデルを使うことは避けたと25周年記念イベントの中で明らかにしている[11]。また、最初に登場した「ボス スーパーブレンド」のデザインでは、コーヒーの味わいを豆のイラストではなく、「ボスおじさん」の表情から想像できるようにするという方針が立てられた[11]。 こうして誕生した本製品は、「WEST」の後継ブランドとして、東京・大阪の2地域で試験販売されたのち、1992年8月 ウェストの後継ブランドとして発売された。発売当初は「スーパーブレンド」「カフェオレ」(以上190g缶)「ブレンド」「ミルクテイスト」(以上250g缶)の4品で販売された。矢沢[注 8]をCMに起用したことも大きな反響を呼んだ[12]。その後、「ボス スーパーブレンド」の発売に伴いボスはシリーズ化し、「レインボーマウンテン」で成功をおさめた[13]。さらにその後も「贅沢微糖」「ブラック」「カフェオレ」が登場し、サントリーでは「缶コーヒー四天王」と呼ばれる時代が続いた[13]。 2000年にはさらなる消費拡大を狙い、250g缶を採用した「250」が発売された[14]。一方、ペットボトルはふたを閉められるが500mlでは多いという声も寄せられていたため、初の350mlペットボトル製品「350」が発売された[15]。 2002年9月3日には発売10周年を迎え、「モカ&ブラジル【微糖】」「無糖ブラック(「ブラック<ゴールド>後継)」「ネオセブン(「セブン」後継)」が発売された[11]ほか、既存製品のうち、「深煎り」のパッケージデザインが変更され、「カフェオレ」がリニューアルした。「ボス、動く」というコンセプトの元、この5製品のパッケージにおける「ボスおじさん」は、顔の表情やアングルを変えることなく小物が追加された[11]。一方、「スーパーブレンド」「ラテラテ」はリニューアルせずに継続販売。なお、「ラテラテ」は5種類の発売に合わせ、200ml紙パックを追加発売した。同時に既存ラインナップが整理され、「プラスワン」「HG」「シャープ」「ザ・ブレンド」「リミテッド」の5種類が終売となった。 2003年には「仕事中」などシチュエーションを限定した商品がいくつか登場した[16]。 2004年2月17日にはリキャップ可能な190gボトル缶「ボスプレッソ」をコンビニエンスストアで先行発売した。こちらの製品には東洋製罐による190g広口ボトル缶「TEC200」が採用されており、ニュースサイト「All About」の久須美雅士は、2004年一番の話題として挙げたうえで、温冷兼用且つ広口だけあって飲みやすく、香りも味も楽しめる缶コーヒーのために生まれた缶と称し、缶の製造コストが高い分、高級感ある製品に採用されたのではないかと分析している[17]。また、2004年9月には、「ネオセブン」に代わる基幹商品「レインボーマウンテンブレンド」が発売され、早々に「ボス セブン」が打ち立てた記録を塗り替えた[18]。2005年、既存製品のうち「無糖ブラック」のパッケージデザインがブラックコーヒーであることを強調したものに変更された[11]。これは、ブラックコーヒーの愛好者が無糖コーヒーを飲むことにこだわることに関連している[11]。「カフェオレ」のパッケージは「無糖ブラック」と似た構成だが、こちらは甘さゆえに子どもっぽくみられぬよう「BOSS」の部分が強調されている[11]。 2007年9月11日にはブランド15周年記念商品として「贅沢微糖 -いいとこドリップ-」が世に送り出された。こちらは素材のこだわりが伝わるよう金塊をモチーフとしたパッケージデザインとなった[11]。一方、同じ年に登場した「ボスの休日」は、イタリアとエスプレッソをかけて『ローマの休日』をモチーフとしたネーミングとなった[11]。また「ボスの休日」ということで、「ボスおじさん」が不在のパッケージデザインとなった[11]。なお、開発チームは休日に売れると想定していたが、実際は平日の方が売れた[11]。 2008年2月にはコンビニチェーン・ファミリーマートと組んで、「ファミリーマート×サントリーコーヒーBOSS・頑張ってる人を応援します!キャンペーン」を展開し、ボスブランドを冠したパンや菓子が発売された[19][20]。また、2008年5月6日には300gボトル缶「シルキーブラック」が登場した。 2012年3月27日には、雪印メグミルクとの共同開発で紙パック入りのアイスコーヒー「贅沢エスプレッソ仕立て」を雪印メグミルクから発売した[21]。 しかし、成功ばかりではなかった。例えば、「甘くないオレ」はカフェオレと一人称の俺をかけていたが、あまりうまくいかず、サントリー側は「ダジャレをネーミングに使うのは良くなかった」と述懐している[11]。また、2001年に発売された「BOSS HG」は競合製品への対抗から「ボスおじさん」が大きくあしらわれたが、こちらも失敗だったと石浦は振り返っている[11]。 2011年5月末には「とろけるカフェオレ」が発売され[22]、成功を収めた。その後、2015年3月10日には「とろけるカフェオレ ビター」が発売された[23]。それからさらに後の2017年3月21日にはブランド初の紅茶飲料「とろけるミルクティー」が発売された。「J-CAST」のふじいりょうは、サントリーの話として「ミルクティーを飲む者の半分がカフェオレも好むという調査結果が得られ、『ボス とろける』シリーズにミルクティーを投じたと説明している[24]。 長年成功を収めてきた一方、缶コーヒー業界は2010年代から台頭してきたコンビニコーヒーに押されるようになった[25]。それを受け、サントリーはブランド最高峰のコクを追求した「プレミアムボス」を2014年に発売する。この製品は、長年ボスを愛してきた者たちが中高年になったことを受け、達成感を感じてほしいというコンセプトがあった[25]。2015年2月10日には「プレミアムボス ブラック」が発売された。当時は缶コーヒー市場で「無糖ブラック」が人気だったことから同社には好調さに勢いをつけたいという思惑があったと「J-CAST」は分析している。また、ふたを閉めて持ち歩けることから、ボトル缶での発売となった。同じ年の9月29日には「プレミアムボス 微糖」が発売された[26]。 さらに、2016年3月には「プレミアムボス ザ・ラテ」も発売した[27]。 ブランド力もあって「プレミアムボス」は売れたものの、缶コーヒー業界は衰えており、2015年にはサントリー社内で次の一手を講じていた[25]。 他社からカフェインレスコーヒーが出る中、ボスも2016年6月に「ボス デカフェ ブラック」を発売した[28]。 2016年9月に発売した「プレミアムボス リミテッド」と「プレミアムボス ザ・ラテ 砂糖不使用」については、コンビニコーヒーを意識していると考える者もいた[29]。また、2017年2月に発売された「プレミアムボス リミテッド」第2弾こと「プレミアムボス リミテッド 限定焙煎<コクと深み>」は、ウイスキー樽のオーク材のチップで燻している分従来の缶コーヒーにはないウッディな風味があったものの、人を選ぶような味ではないとする声があった[30]。 2019年には750mlPETを採用した「プレミアムボス コーヒーハンターズセレクション」が、2種(無糖・甘さ控えめ)をスーパーマーケット・ドラッグストア・ホームセンターなどの専門店・量販店限定で発売された[31]。その後、この製品は2020年2月にリニューアルに際し、275g缶も発売された[32]。 2014年1月21日、ボスシリーズ初の特定保健用食品となる「ボス グリーン」が発売された[33]。この製品には、コーヒー豆に含まれる食物繊維の一種で、脂肪吸収の抑制に有効とされる「コーヒー豆マンノオリゴ糖」が配合されている[33]。2015年8月18日には、「ボス ブラック」の特定保健用食品バージョンを発売した[34]。 新たな一手に向け、サントリーはコンビニコーヒーとボトル缶コーヒーの違いを調べる中で「アイスのコンビニコーヒーは、氷が溶けたところでストローで吸い上げると気持ちが良い」という回答を得る[25][35][36]。サントリーは、コーヒーと爽快さの関連に違和感を持っていたものの、氷が入っているためそう感じるかもしれないと思い、これをコンセプトに1年をかけて新商品を開発した[35]。また、コンビニやショップのアイスコーヒーは透明なプラスチック容器で提供されるため、中身がわかりやすものにしようということになった[35]。缶コーヒーよりもペットボトルを好むITワーカーに聞き取りを行ったところ、「手書き文字」をはじめアナログさや手作り感を重視していることを知る[25]。彼らが日常においては他者とのつながりを重視していることから、商品名に「クラフト」を冠するに至った[25]。 こうして生まれた「クラフトボス ブラック」は2017年4月4日に発売された[37]。2017年6月にはクラフトボス第2弾である「クラフトボス ラテ」が発売され、サントリーの予想を超える人気からほどなくして出荷停止に追い込まれ[38]、10月に販売を再開した[39]。また、同時期には「クラフトボス」の第3弾として、「クラフトボス ブラック」のホット仕様「クラフトボス ブラック ホット」が発売された[40]。これにより、ペットボトル入りコーヒー飲料に参入する競合他社が続出した[41][42]。また、ペットボトル飲料はクラフトボス以外のサントリー製コーヒー飲料にも拡大した。2021年4月13日には、2Lペットボトルを採用した大容量アイスコーヒー「ホームカフェ」2種(無糖・甘さ控えめ)が発売された[43]。2021年6月1日には「クラシックブレンド ブラック」「クラシックブレンド ラテ」をファミリーマート限定で発売[44]。2023年8月22日にはアスクル限定で、接客用を想定した195mlペットボトル入りの無糖ブラックコーヒー「ウェルカムコーヒー」が発売された[45]。 家庭における1人当たりのコーヒー消費量は増えており、そこに着目したサントリーは希釈用コーヒー「ボス ホームエスプレッソ ラテミックス」を2016年3月に発売した[46]。この製品は購入者からの評判は良かったものの、なかなか間口が広まらないなどの課題が残り、発売から1か月もしないうちに対策が練られた[47]。そして、同年9月のリニューアルに際しては、「ボス ラテベース」と改名するなど「ラテ」であることを強調した[47]。さらに、2016年10月25日には期間限定品として「焦がしキャラメル」が発売された[47]。 2020年3月、商品名を「ラテベース」から「カフェベース」に変更するなど、リニューアルがはかられた[48]。発売前後に起きたコロナウイルスの流行に伴う外出制限により在宅勤務が普及したことも相まって、「カフェベース」は成功を収めた[48]。約半年後の10月にはほうじ茶ラテ[49]が登場するなど、こちらもコーヒー以外の分野にも拡大した。 2025年、これらの希釈用飲料は「割るだけクラフトボスカフェ」に改名される形で「クラフトボス」ブランドに編入された[50]。 「クラフトボス」や「ラテベース」などが話題となる中、缶コーヒーは厳しい状況に置かれており、缶コーヒーとしてのボスはヘビーユーザー向け新たな話題を提示して生き残りを図っていた[51]。缶コーヒー市場の大半はショート缶が占めていたことから、2017年9月5日には発売25周年を記念して「プライドオブボス」がこのジャンルから発売された[51]。これ以外にも「プレミアムボス 超深煎りプレミアム」や自販機限定品の「黄昏の微糖」など、プレミアム感の強い製品が打ち出された[52]。既存製品群においては、「プレミアムボス」「レインボーマウンテンブレンド」「贅沢微糖」「無糖ブラック」「カフェオレ」がリニューアルされた[51]。また、2018年7月にはショート缶の製造を主体とした「サントリーコーヒーロースタリー 海老名工場」を立ち上げた[53][注 9][53]。この工場には大量のコーヒー豆を一度に焙煎できるイタリア・ペトロンチーニ製の高機能焙煎機が日本で初めて導入された[53]。 2018年6月5日には自販機限定品として「ビッグボス」を発売した[54]。2019年から2020年まで派生製品が展開されたのち、2021年ごろからSNSで復活を望む声が相次ぎ、シリーズの中でもとりわけ好評だった「ビッグボス カフェオレ」を北海道限定品として2022年に再発売した[55]。 2019年3月12日には「スペシャルファイブブレンド 深煎り」と「スペシャルファイブブレンド 微糖」をそれぞれ発売した。また、2019年9月3日にはペットボトルが合わないユーザーをターゲットに「カフェ・ド・ボス ふんわりカプチーノ」と「ほろあまエスプレッソ」がそれぞれ発売された[56]。その後、「カフェ・ド・ボス」の名はファミリーマート限定品の名にも使われた[57]。 缶コーヒーの市場が冷え込むさなか、コロナウイルスの流行が大きな打撃を与えた[58]。その中で、2020年9月に香料不使用で力強い香りとコクを目玉とした「スピリットオブボス」を発売するなど、ヘビーユーザー向けの商品を展開していった[59]。その一方、2020年にはブランド初のエナジードリンク「アイアンボス」を発売しており、その背景には「エナジードリンクは若者向けで手を出しにくい」と思っている30代から40代の存在があった[60]。また、コーヒー味と誤認されないようにするため、広告面においてはエナジードリンクを象徴する黄色い液体が強調された[61]。 2022年8月にブランド30周年を迎える中、いくつか記念商品が打ち出された。このうち「ザ・ボス微糖上向く一服」は、「コロナ禍で暗い世の中も上を向いて歩こう」という気持ちを込め、「ボスおじさん」がパイプを置き、上を向いたパッケージデザインが採用された[62][63]。 2023年3月28日に発売されたロング缶(245g)「ボス カフェイン」2種(ホワイトカフェ・キャラメルカフェ)は、エナジードリンクのようにコーヒーを飲む若者層をターゲットにしており、今まで缶コーヒーをあまり飲まなかった20代から30代を中心に人気を博し、発売2ヵ月で販売本数2000万本を突破した[64]。 一方、同製品は全体に対するカフェイン含有量が200mg[注 10]とかなり多いにも関わらず、一般的な缶コーヒーとパッケージデザインがあまり変わらないことがインターネット上で問題視された[66]。サントリーはねとらぼの取材に対し、「通常の缶コーヒーよりカフェイン含有量は多いが、一般的なコーヒー飲料全般において突出しているわけではない」と答えている。また、パッケージデザインについては真摯に受け止めるとしたうえで、小学生以下の子供や妊婦、カフェイン耐性のない人の飲用は避けてほしいと答えている[65]。ノンフィクションライターの窪田順生は『ダイヤモンド・オンライン』に寄せた記事の中で、カフェインの過剰摂取による死亡事故を踏まえれば、批判は妥当だとしつつも、炎上は想定内だったのではないかと分析している[66]。一方、窪田はキャッチコピーがエナジードリンクよりも具体的である分、子どものカフェイン中毒のリスクを高めると指摘しており、近い将来注意書きが必要になるだろうと見ている[67]。 それから半年後の2023年9月12日のリニューアルにて、この製品のパッケージがカフェインの含有量を強調するものに変更された[68]。同日、このブランドからカフェモカが発売された[68]。さらにそれから半年後の2024年3月には「ボスカフェイン プロ ホワイトカフェ」にリニューアルし、ブラックが追加された[69]。また、これに関連して、ソーシャルゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』のコラボデザイン缶も発売された[69]。 2026年2月3日、ペットボトルコーヒーの新たなブランドとして「BOSS STAND」が登場した[70]。この製品が生まれた背景には、コーヒーらしさを保ちつつも、苦みが少ない味わいを求める声が増えたことや、休憩時だけでなく、勤務中や移動中にコーヒーを飲む動きが広まっていることが挙げられる[70]。「BOSS STAND」という商品名にはコーヒースタンドのように気軽に立ち寄ってほしいという思いが込められているほか、パッケージにおいても色調を明るくし、軽やかさを示すためにカップの絵が大きくあしらわれている[70]。 出典: [71][72] 発売当初は「スーパーブレンド」「カフェオレ」「ブレンド」「ミルクテイスト」の4品で販売された。その後多くの商品が発売されるが、発売当時のラインナップ中、2024年2月時点で継続販売されているのは「カフェオレ(最新リニューアルは2024年2月、13代目)」のみである。2024年2月時点の基盤商品は「カフェラテ」「無糖ブラック」「レインボーマウンテンブレンド」「贅沢微糖」「プレミアムボス」の5品。また、「無糖ブラック」が20年以上、「カフェラテ」「レインボーマウンテンブレンド」「地中海ブレンド(夏季限定)」「贅沢微糖」が15年以上継続販売されている。 製品の中には店舗や販売ルートを限定したものもある。うち、2014年7月29日から「ボス ザ・エスプレッソ」[注 11]シリーズ3品(オリジナル、微糖、無糖・ブラック)はファミリーマート限定で発売されている[73]。この製品群は2022年4月26日に「クラシックブレンド」シリーズを統合して「FAMILY'S BOSS」シリーズとしてリニューアルし、同社のプライベートブランド「ファミマル」とのダブルブランド製品へ移行した[74]。 また、2014年10月28日にはローソンと共同開発した「BOSS COFFEE FARM(ボス コーヒーファーム)」シリーズ3品(オリジナルブレンド、微糖、ブラック)をローソン(派生業態の「ナチュラルローソン」「ローソンマート」「ローソンストア100」を除く)限定で発売されている[75]。2018年10月16日よりセブン&アイ・ホールディングスとの共同開発品「セブンプレミアム×ボス セブンズボス」3種類(オリジナル、微糖、ブラック)をセブン-イレブン限定で発売した。なお「オリジナル」と「微糖」は地域により中身の特徴が異なる7種類(北海道、東北、関東・甲信越、東海・北陸、関西、中国・四国、九州)を設定。「ブラック」は北海道・東北・関東・甲信越が「ビタータイプ」、東海・北陸・関西が「バランスタイプ」、中国・四国・九州は「マイルドタイプ」と3種類が設定される[76]。 地域限定品は他にもあり、東北地区限定品の「デミタス 微糖」(発売時の名称は「デミタスグランデ微糖」)[77]、北海道限定品「ボスプレッソ 微糖」[78]などが該当する。 コーヒー以外の飲料としては、2014年9月23日に「BOSS」シリーズ初にして唯一のココア飲料「とろけるココア」が発売された[79]。この製品は2013年まで単独ブランドで発売されていた「とろけるココア」を「BOSS」ブランドに統合したものである。また、2018年9月18日には自販機限定品として、「BOSS」初の缶スープ「ビストロボス」を発売した[80]。うち「ビストロボス コーンスープ」は2017年まで独立ブランドで発売されていた「つぶたっぷり コーンポタージュ」の実質的な後継商品である。 ローソン限定商品。 カフェ・ド・ボスシリーズとは、ファミリーマート限定の280mlPETシリーズである。 1000ml紙パックは雪印メグミルク扱い。 本製品の宣伝活動は、そのキャンペーン賞品やCMがかなり独特であり、うちクローズド懸賞では「ボスジャン」と呼ばれるジャンパーが良く知られている。 他業種または、既存のキャラクターとのコラボレーションCMが展開された例もあった。たとえば、2001年から2002年に展開された「BOSS HGコラボCF」シリーズは、様々な企業と組んで作られた。また、2022年に公開されたクラフトボスのWEBCMは、当時30周年を迎えたコンピュータゲーム『星のカービィ』とのコラボレーションであり、音楽配信サービスでもCMで使用された曲が配信された[191]。 キャンペーン時にプレゼントされる賞品(クローズド懸賞)として、過去に「ボスジャン」(ジャンパー)・「ボス漫」[192](漫画)・「ボス電」などが話題となった。 一方、発売当初より「BOSS」のロゴマークが、ドイツの高級アパレルメーカー「ヒューゴ・ボス」のものと酷似しているという指摘が多く、その後、1996年に、ノベルティグッズの一つである「ボスジャン」を巡って争いとなり、商標権侵害を理由に同社がサントリーを訴えた[193]。後に、ロゴの脇にコーヒーであることがわかるような記載をすることなどを条件に和解した。 懸賞品として人気があるため、当時景品の運送を委託した会社の社員が盗み、実際に家に届かなかったり[要出典]、懸賞応募として缶に貼られているシールが抜き取られたり[要出典]、また、このシールや懸賞品がオークションで高値で取引されるなどしている。 他方、2001年に放送されたボスジャン・キャンペーンCMでは、会社の会議室で1人スーツの男性以外皆ボスジャン着ていて、翌日男性はボスジャンを着て会議室へ行くも男性以外皆スーツ姿、上司が「君は会社をバカにしているのか?」との内容に視聴者から「内容からしていじめを助長している」等のクレームがサントリーやJAROに寄せられ、これを受け以後ブラックユーモア内容のキャンペーンシリーズCMは製作されなくなった。 2011年8月16日から、主要購買層である30~40代をターゲットに、BOSSブランド各商品の販売促進を目的とした「BOSS 懐かしのヒット曲歌謡祭」キャンペーンを実施。6缶パック1箱に1980~90年代のJ-POPの8cmCDを1枚貼付して販売した。計4弾で合計30曲をユニバーサルミュージックが提供。 携帯電話を賞品とした懸賞「ボス電」は、1999年の主力商品だった「ボス セブン」のキャンペーンとして考案された[1]。同製品の缶が金色だったことに加え、iモードが話題になり始めたころだったことから、「働く男の相棒コーヒー」というコンセプトに相応しいということで携帯電話が選ばれた[1]。本体が金色の携帯電話がなかったこともあり、大きな反響が得られたことから、以降のボス電のイメージカラーは金色となった[1]。3回目となる「ボス電3」ではFOMAが採用された[1]。ただし、ブランドイメージ保護の観点からボスおじさんのキャラ電を導入しない代わりに、メニュー画面をブランド製品にちなんだものにしたり、着信音にCMソングが収録されている[1]。 2006年より、サントリーがフォーミュラ・ニッポンに参戦するINGINGのメインスポンサーとなったことから、チーム名を“TEAM BOSS・INGING Formula Nippon”(2007年は“BOSS INGING”)とした。 BOSS×KEIBAキャンペーン関連商品第一弾「本命の一服」のキャンペーンCMでは、ジオラマで作られた競馬場にて様々な人たちが走る内容となっており、実在の競走馬の映像も用いられている[151]。ナレーターとして、競馬の実況で知られる杉本清が起用された[197]。 缶コーヒー市場が衰退しつつある2010年代後半には、ウェブCMを強化する方針を立てた[198]。 2001年から2002年にかけて放送されたCMのシリーズ。主演は永瀬正敏[注 19]・布袋寅泰の2人。さまざまな業種のCMとのコラボレーションが話題となった。 2006年4月から放送されている長期シリーズ。宇宙人ジョーンズが地球人に化け、様々な職場に潜り込んで地球の潜入調査を行うというコンセプト。大の親日家として知られるハリウッド俳優のトミー・リー・ジョーンズが主演を務める。「地球」とは言いながらもほとんどの舞台は日本であり、CM中における「地球(人)」の概念を「日本(人)」に置き換えると、放映時点の日本の世情を風刺する内容となるように作られている。 キャッチコピーは「このろくでもない、すばらしき世界。」[211]。 『地上の星篇』から『刑事篇』までが、全日本シーエム放送連盟が主催する『CMフェスティバル』において2009年度の総務大臣賞/ACCグランプリ(最高賞)を受賞した。 ラジオCM版も2008年4月よりミニラジオドラマ仕立ての構成で、刑事やタクシー運転手など様々な職業に扮したジョーンズの地球の潜入調査シリーズを放送開始。ラジオ放送であるため、台詞は全て吹き替えをジョーンズ役の谷口節(2013年以降は菅生隆之)が発しており、トミー・リー・ジョーンズ本人は出演しない。 ラジオCM版はテレビCM版とは別のストーリー扱いであり、テレビCM版と類似した舞台であっても共演者は原則出演しない。基本的にジョーンズの他、登場キャラクターを全て声優陣で演じる音声のみの構成であるため、TVCM版よりも新作の製作ペースが早くバリエーションが多い。谷口の没後は菅生がジョーンズ役を引き継ぎ現在もシリーズは継続中である。 原則「レインボーマウンテンブレンド」のCMだが、一時期発売された「Begin!」や「W.E.B. 微糖」のCMも宇宙人ジョーンズシリーズに含まれていた。また近年は「ボス ブラック」「ボス シルキーブラック」「プレミアムボス」「クラフトボス」のCMも宇宙人ジョーンズシリーズに含まれており、さらにジョーンズがサントリーに入社して社内を調査する内容の同社の企業CMも2014年8月より開始している。 従来ボスには「男らしくてカッコいい」一方、頑固でとっつきにくいというブランドイメージがあったものの、2000年代以降になると様々な場面で缶コーヒーが飲まれるようになり、ブランドイメージに合わなくなってきた。「働く人の相棒」というコンセプトを守るため、「宇宙人ジョーンズの地球調査シリーズ」が誕生した[212]。相手を見守り気遣うイメージから黙っていても存在感のある演者が必要だったため、映画『メン・イン・ブラック』のウィル・スミスの初代相棒役であるトミー・リー・ジョーンズが起用された[212]。もうひとつの理由としては、宇宙人という設定上、日本人よりも外国人の方が日本文化を客観視できることが挙げられた[212]。 「働く人の相棒」というブランドコンセプトの通り、CMの内容は時代に沿ったものとなっている[212]。2010年に放送された「2つのタワー編」では、古くから存在する東京タワーと当時建設中だった東京スカイツリーを重ねた内容であり、どちらの価値観も重要であるというメッセージが込められた[212]。同様のテーマは2011年に放送された「とある老人編」でも組み込まれており、リーマン・ショックの不景気から抜け出せずにいたところに東日本大震災が発生して世の中が暗くなってしまったことが背景にある[212]。一方、コロナウイルスの流行下にあった2020年に放送された「農場編」は、役所広司が演じる一見頑固そうな農家が実は時代の変化に柔軟に対応していたという内容であり、「2つのタワー編」とは対照的だという声も寄せられた[212]。これについてサントリー側は時代の変化に取り残されそうな人がいたとしつつも、ベテランの一声で新しいものを取り入れるのもよいと思えるところが面白いと答えており、先の見えないコロナ禍で確固たる考えにとらわれすぎないことをどう心地よく伝えるべきかという考えがあったと語っている[212]。同じ年には過去のシリーズを再編した「宇宙人ジョーンズ・宇宙人からのアドバイスが公開された[213]。 全員、地球を調査している宇宙人という設定で登場している。 芸能人としてではなく、前職の立場で出演することも多い。 BOSS発売20周年記念によるソフトバンクモバイル(現・ソフトバンク)とのコラボレーションCMでは、同社のマスコットキャラクターである白戸家が登場した[215]。『出会い篇』[注 42]で白戸次郎と初共演。ソフトバンクのCMではジョーンズが白戸家の家政夫として出演する『家政夫登場篇』が放送され、以降BOSSのCMである『白戸家篇』と『海外旅行篇』ではBOSS電のCMも兼ね、宇宙人ジョーンズの地球調査シリーズのテイストも加えられている。その後、ソフトバンクのCMで『店頭篇』と『一乗谷篇』が放送された後、最終章として『別れ篇』が放送された[注 43]。 太陽にほえろ!#CMも参照。『刑事篇』で登場。ジョーンズは新米刑事として潜入したが、「新米」と呼ばれただけで、同署の定番であるニックネームは付けられなかった。 いずれも2019年より発売。 関連企業 文化・スポーツ活動 燦鳥ノム 関連人物 関連項目
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